• 2019年03月10日(日)

    閑話:コレ、七山の習俗です。七山の一軒家のいつもの木戸口です。

    ある日、お客さんから「あれ、なんの意味があると?」と聞かれました。

    「あれって、あれですか?」

    「七山ん上ん地区は、違う形ばしとるばいね」

    おう、よく見てらっしゃる。

    この、ポストの横に立ってるのは、「鬼の目」って言います。

    鬼やりって言ってたこともあったような…?

    1月の鬼火焚き(七山では「ほんげんぎょう」って言います。なんでそういう名称なのか、漢字ではどう表すのか、知りません~)に、竹を切り出して、火であぶりながら片方をぐるっとまわして△(地区によっては輪っか〇タイプ)を作り、地区の家々の門前にぐいっとぶっさすんです。

    いつから?

    知りませ~ん。

    魔除けだと言われています。

    地区によって形が違うのは、…指摘されるまで気にとめていなかったので、分かりませ~ん。

    はい。

    知らんことばっかりですてね…。

    いつも変わらず、ある行事。

    いつも変わらず、ある姿。

    いつもと同じこと、なので。

    気にとめないのが、地元民ってやつです。

     

     

    ちなみに、うちの地区には「びざいてんさん」という神様が祀られています。

    ちっちゃい頃から「びざいてんさん」「びざいてんさん」だったので、平仮名のまんまの呼称でしたが、よう考えてみたら、弁財天様のことですよねー。

    弁財天様は七福神の1柱ですが、大元は(ヒンドゥー教ではサラスバティー)水の神様。

    水から長じて道行きの神様ですてね。

    ちょうど今が、地区の「びざいてんさん」祀りの春祀り。

    昔々から近所のおじいちゃんおばあちゃんが「うちんとこにゃ、びざいてんさんのおらすけんが、事故んあってんピンピン無事ばい」と言い切れるほどに、何があっても重傷者死傷者ゼロというミラクル数字があります。

    いや、これ、ほんなごつ。

    「昔、馬車ん下ん川に落ちゃえたとばってんが、みんなして下ば覗いてみたら、馬んピンピンしち川ん中に立っとったげな。乗っとった人は、道ん上で呆然てしとらしたげな。べんざいてんさんな、凄かとばい」

    これ、明治くらいの?昔ん話です。

    ちょいと昭和の初めには、まだ鮎返りの古明神ダム(通称えんてい)がなかった頃、大雨で大増水した玉島川を流された人が(ちなみに、どうやらうちの親戚のようです…)びざいてんさんのところで竹が1本突き出ているのに気がつき、どうにかかがりつき、九死に一生を得たという話があります。

    本人さん、ピンピンしとらしたごたるです。

    で、現在からちょっと前。

    ある日の昼中のこと。

    ガッシャーン!

    てな轟音が響いたので、お客さんと共にパッと外を見たら、もの凄い勢いで走り去るグレーっぽい車と、空中をぐるんぐるん回る白い軽車両が!

    う、うわあああああああああっ!

    ごしゃんっと叩きつけられた軽車両に、そらもう、みんなで走り寄りました。

    「「「大丈夫ですかー!?」」」

    車、大破損。

    完全にひっくり返った状態で、フロントガラスもめっきょめきょ。

    大丈夫ですかーと声をかけたものの、みんなちょっとガクブル。

    「…だ、大丈夫ですー…」

    運転手さん、ヨロヨロしながら無事に路上に下りたって…て、傷なし!

    うおおおおおおおおおお!

    良かったあああああああ!

    唐津方面から煽られた軽車両があゆのさと店舗前で道端に寄ろうとしたところを、後ろの車が当てて、弾みで軽車両が跳ね上がってしまったようです。

    ちなみに、みんながみんな、目の前の軽車両の行方を見ていたので、当て逃げした車のことは、あやふや…。

    なんてこったい。

    でも、ご無事で良かった!

    その後、しっかりお参りに行きました。

    助けていただいて、ありがとうございます。

    今日も見守ってくださいませ。

    うちの「べんざいてんさん」、最強。